ある晴れたお休み日の朝に、
お花を買いに、一人の男性が来店されました。
奥様への、お誕生日の贈り物の花束をお求めでした。
さっと、奥様がお好きなラナンキュラスを選ぶと、
それに合わせて造形に特徴がある花たちを、楽しそうに組み合わせていく。
「花束もご自身で作ってみませんか?」と、尋ねると、
快く引き受けてくださって、男性の初めての花束作りが始まりました。
朝日が気持ちよく差し込む店内で、
奥様のための花を束ねる男性の姿を見ていると、
心があたたかくなってきて、
失礼極まりないのですが、つい…
「写真を撮らせて頂けませんか?」と聞いていました。
ご承諾をいただいたので、パチリ。
花束を包む、ラッピングペーパーとリボンも、ご自身に選んでいただきました。
私がこのお店で、お客様に「体験して欲しい」と思っていることが
実現した出来事でした。
後日談ですが…、
奥様は、マフィンを買いに出掛けたご主人が、なかなか帰ってこないな、
と思ってお待ちだったそうです。
そこに、花束を抱えたご主人が帰っていらして、
その場でプレゼントを受け取ったと、素敵なエピソードを教えてくださいました。
ご主人が選んだラッピングペーパーすら、解くのが躊躇われたそうです。
贈り物の花束を持ち帰られたお客様の、こういったプチサプライズストーリーを、
後からそっとお聞きするのが、私の楽しみになってきております♪
皆さまも、大切な贈り物をされる際には、ぜひご相談くださいね。
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