母の日から、一週間。

お母さんへの感謝の気持ちを伝えるお花を求めるお客様は、今日もいらしてくれています。

 

母の日だけが特別というわけではないのですが、
この機会に、初めて、チセへお花のオーダーをしてくださった方も多く、
お客様との出会いに感謝しながら、
ひたすらにお母さん達へのお花をお作りさせていただいた、この二週間は、
忘れられない時間になりました。

(私自身が、この期間の出来事を振り返らずには、
どうもこれから夏に向けての取り組みに手がつかないみたいです。)

 

お母さん達の元へお届けしたお花は、140を超えました。

お花を託してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

私にとっては、お店を構えてから、初めて迎える母の日ということで、
なるべく、母の日だからといって、特別な決め事を作らずに、
普段と同じ様にご注文をお受けしようと決めていました。

 

どんなお花のお好みがあるのか

価格帯はどれくらいがいいのか

どこまで私一人の手で、贈りものをお作りできるのか

 

皆さまから、お母さんのイメージをお聞きして、
普段通りに一つ一つ花束を作る作業の中で、
どんな花屋やアレンジを求めていらっしゃるのかを、
直接お聞きできた様に思います。

 

ご注文の数が80を超えて、
きちんと全てのお花のご対応をするには、そろそろお断りした方がいいのでは…
と、考えがよぎる様になった頃、
先んじて、お届けしたお花を受け取ってくださった、92歳のお母様の写真をいただきました。

 

 

写真の中の優しい笑顔に、とても力をいただき、
(我ながら単純だと思うのですが、)
こんな素敵な機会をいただきながら、お断りするなんてとんでもない!
と、そこからは夢中でお仕事をさせていただきました。

 

 

私が、母の日にどうしてもやりたかった企画があります。

お店を構える前から、毎年やらせていただいている、
「母の日に自分で束ねた花束を贈るワークショップ」です。

 

この企画は、4年前に友人のお家で、小さなワークショップを開く形でスタートしました。

お母さんへ贈る花束は、お花屋さんに頼むのではなくて、
お母さんのことをよく知っている、息子さま娘さまのご自身が作る方が、想いが伝わるに違いない!
という考えの元に、毎年開催してきました。

 

この企画は、私の手を離れて、
お花が届いたそれぞれのお家で、
ドラマなんかよりも素敵なストーリーを生み出しています。

今年は、残念ながら、プライベートワークショップとなりましたが、
また来年に、皆さまが安心してご参加できる様になったら、
はりきって、開催させていただきたいと思います。

その時には、ぜひ、皆さまご参加いただけたら、嬉しいです。

 

 

母の日当日も、あたたかい光景が、お店の中にたくさん広がっていました。

お母さんに内緒でやってきた、お父さんとお子さん達が、
相談しながら、お花を選んでくださる姿に、きゅんとしながら、
幸せを分けていたもらい、働かせていただきました。

 

 

お母さん達は、どんな気持ちで小さな手から花束を受け取られたのでしょう?

うらやましいな〜💛

 

…お花は、4時ごろにはもう、花束をお作りすることが出来ないくらいに
売れてなくなってしまいました。

それ以降に来てくださった皆さま、せっかくなのに申し訳ありませんでした。
来年は、もう少しご対応できる量を増やしてお待ちしたいと思っています。

 

皆さま、こういった時に、
素敵であたたかい ご家族の姿を見せてくださり、どうもありがとうございました。

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